お世話になった機関や施設をはじめ、たくさんの研究協力者様に尽力していただいたおかげで、ここまで研究が進められるができ、感謝を申し上げるとともに、今回の介入研究の協力者様からのフィードバックをいくつかを抜粋し記載させていただいています。
*親の変化
「衝動的な反応をするのではなく、“ひと呼吸、ふた呼吸おいて、冷静に見てから声掛けよう”と意識するようになりました。」
「禁止、制止の言葉が減る分、コミュニケーションが穏やかにとれました。」
「自己肯定感が上がり、出来ていることに目が向くようになりました。」
「気持ちの切り替えが速くなり、“許す”ことが以前よりできるようになりました。」
「大きな声で子どもに怒ってしまうことが減り、子どもの言っていることを受け入れる気持ちが以前より持てるようになり、寛大になれたように思います。」
「言いたい事が伝わらないのか、(子どもが)話しながらイライラして来た時に、まず肯定し、ちゃんと聞いているよ、という姿勢をみせるようにしています。子どもの名前を呼んで、あいさつ、ほめること。」
「どのような場面でも自分の心が落ち着かない時に瞑想や家で出来る運動を実践しています。過去と未来に対する不安がなくなり、「今」に戻ってこられると感じます。」
「自分自身イライラして“早くやって”と急かしていたのが、“何時までに終わらせる?”と子どもに穏やかに問いかけるようになりました。」
*子どもの変化
「気持ちの切り替えも早くスムーズになりました。」
「弟への暴力的な関わりが減少しました。負の感情を説明してくれるようになりました(嫌だ、悲しい、さびしいなど)。自分で行動したり、その結果を以前より素直に受け止めたりしてくれるようになりました。」
「自分の気持ちを素直に表現するようになり、甘えるようになりました。」
「自分から自分のことを進んでやる子になりました。以前は着替えて、お弁当出して、歯磨きして、トイレ行って・・と1日に何回も言わなければやらなかったことが、気づいたらすべてやり終わっている事もあるようになりました。」
「イライラ、怒りっぽく、なかなか着替えが進まなかったのが、自分のタイミングで時間の見通しを共有出来る言葉を話したり、気持ちを切り替える事が多くなりました。」